マダム大学院生のグローバルな日々

無閑マダムの博士への道

インド映画「きっとうまくいく」

例によって「お召バス」に乗ったとき、年末に見たのはカトリーヌ・ドヌーブの「クリスマス・ストーリー」。病人の役でしたが、とても病人に見えない美しさと色っぽさでした。ほかに候補として考えていたのはインド映画で、「きっとうまくいく」。3時間はちょっと往復でも長いかな、ということでパスしていましたが、偶然、BSジャパンで大晦日の深夜に放映予定とわかりました。

録画しながら途中まで見ていたのですが、半分ほど見て、続きは元日のお昼に。一見、おバカなコメディ映画調で始まりましたが、途中からシリアスになったり、ラブロマンスになったり、そして、ダンスシーンも健在。

そして、ある意味、画期的なのは、これが日本語吹き替え版ということ。私は初めて見ました。これまで、エミレーツ機内ではヒンズー語で英語字幕。レンタルDVDだと日本語字幕。俳優さんたちの渋く、コミカルな声をじかに聞くのもいいですが。

インド映画には笑い、怒り、など9つの要素があるといわれますが、喜劇、悲劇、ロマンス、成長物語、社会派ドラマ、などあらゆる要素が詰まっていて、爆笑、感動、爽快感、涙、すべてが味わえました。

アメリカ西海岸的な、ロード・ムービー的なところもあります。きれいすぎるかな、というところも。空港の場面では、通行人の服の色のバランスが良すぎて、カラフルすぎる気がしました。

原題は3 idiotsということで「3バカトリオ」ですが、"All is well"を訳した「きっとうまくいく」という邦題、明るい呪文のように全編を貫いています。

インドの超難関工科大学の3人組。1人はマイペースな天才肌、2人目は機械より本当は動物写真を撮ることが好き、3人目は極貧の中、勉学に励む、けなげな青年。主役の天才君以外は成績は低迷。

けなげな青年の家庭を描くときは「50年代のインド映画のよう」だと、急にモノクロになり、インド映画のシリアス全盛期をパロディしているというありえない描写です。日本映画ではまずありえないでしょう。

3人組と敵対する悪役は詰め込み教育を推進する学長とその意図に沿って丸暗記で成績トップのウガンダからの留学生。留学生はヒンズー語があまり得意でなく、「英語なまり」がある、という設定です。

そして、天才肌君はなんと学長の娘と恋に落ちてしまうのです。

卒業後、10年経ち、天才君と連絡が取れなくなっていたあとの2人は、ウガンダ君から連絡を受け、天才君に会いに行くのですが。なぜ連絡が取れなくなっていたかが、驚愕の事実で.....

インドの教育問題の闇や、それによる自殺者の多いことという社会問題にもメスを入れています。そして貧富の差にも。コメディからシリアスへの転換も衝撃的。それでも明るい。コメディもすぐに復活。

「インド映画ってほんとうにいいもんですね。サヨナラ、サヨナラ。」

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テーマ:インド - ジャンル:海外情報

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Author:とらいふる
長~い職務経験をへて、現在、大学院博士課程に在籍中 (教育学)。

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