マダム大学院生のグローバルな日々

無閑マダムの博士への道

チューリップと銘仙

10月下旬に泉屋博古館分館の特別展「きものモダニズム」展に行ってきました。コンピュータが壊れてしまい、すぐにアップできなかったので、だいぶたってしまいました。

それでも柄についての新たな発見が。チューリップはオランダが有名で、実際、日本に輸入されている花や球根はオランダからのものだそうですが、元々はトルコがオランダに16世紀に伝えたものだそうです。そして、いわゆる「チューリップ型」のお花の形は人工的に改良したもので、元々は花弁はとがっていたとか。

いずれにしても、大正末期から昭和初期にはかなり珍しいお花で、それを着物の柄に使うというのはかなり斬新なものであったことでしょう。

展示されていたチューリップ柄の銘仙着物いずれも昭和初期のもので、「赤地チューリップ模様」と「薄紅地チューリップ洋花模様」
の2点です。特に前者は赤い地に黄色いチューリップということで、かなり明るく、目立つ柄です。

他の花柄は、薔薇、鈴蘭、牡丹、ひまわりなどがありますが、やはり斬新さ、はっきりした形と色ではチューリップ。幾何学模様や抽象模様と並んで、個性的な柄だったのでしょう。「モダンな柄のお着物、着ていらっしゃるのね」という当時の女性たちの声が聞こえてきそうです。

入り口には比較的年配の方が着物を着て数人おられましたが、帰る途中で、若い女性がひとり、大正ロマン、昭和初期の香りを漂わせたベージュの着物に、赤い帯、竹久夢二風のお姿で歩いていました。着物を着なれていらっしゃるのかあっという間に遠くへ。


私は残念ながら、今回、着物で美術館デビューとはなりませんでした。いつか、きっと。
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テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術

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Author:とらいふる
長~い職務経験をへて、現在、大学院博士課程に在籍中 (教育学)。

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