マダム大学院生のグローバルな日々

無閑マダムの博士への道

フィールド調査

学部の学生であれば2月3月は春休みですが、大学院は休みがあるようなないような感じです。教授のプロジェクトの資料作成などが突然入り「今日これる?」と言われたり、五月雨式に入ってくる仕事も「早く仕上げていただいて非常に助かります」などと言われるものの「これで全部です。お疲れさまでした。」と言われない限りメールチェックはかかせません。

それでも、この時期に常勤の仕事がなかったことは大学卒業以来何十年となかったので、平日の昼間に遊んでいると妙な罪悪感を感じます。夫は私が定年まで勤めると思っていたので、快く思っていません。このままずっと遊び続けるわけではないのですが。今週は初めて3日連続でスポーツクラブに通い、太極拳、フラダンス、エアロビクス、ベリーダンスと今週末のスキーの準備運動をしました。エアロビクスとフラダンスを同じ日に連続でやっていたら、フラダンスで見かける老婦人がいたので、「いつも2つ連続だったのですか?」と聞いてみると「いいえ。その前のヨガを入れて3つ連続です。」と言われて仰天しました。別の方には「フラダンスでしかお見かけしないけど、何かやっているのですか?」と聞かれたりもし、時間のある方は毎日のように来ているのだと改めて思いました。

今日はそのあとフィールド調査に出かけましたが、本当に自分が足を運んでその場で過ごし、周りの人と言葉を交わすだけでいろいろな情報が得られるものです。スポーツクラブは私の対象範囲ではありませんが、社会調査のフィールド
として興味深いと思いました。私が現在やっていることと近いこと、というので思い出すのは会社員時代、社員食堂の入口でたたずんでいた保険のおばさんです。保険の外交員にはいろいろなタイプの方がいますが、その方は物静かで、社員になれなれしく話しかけることなく、いつも「たたずんで」いました。ほかの職場ではよくあった、パンフレットをもらったり、飴玉や星占いをもらったり、声をかけられたり、という記憶はありません。

今から思うとあの人は社員食堂という、あらゆる職場の人が集う場所で静かに観察して、「若い人が多いのはこの課だな。」とか、「この課は女性が多そうだ。」などと情報を得ていたのです。私は何かを売ったり、勧誘するためにフィールドに入っているわけではないので、観察対象者から利益を得るわけではないのですが、建物に入ってから目に入るお知らせや、人々の様子、観察対象の方々との世間話、などからいろいろなことが見えてきます。

インターネットなどでさまざまな情報が入る時代ではありますが、自分の目で見て、耳で聞いて、感覚でつかむ情報というのは貴重だと思っています。








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Author:とらいふる
長~い職務経験をへて、現在、大学院博士課程に在籍中 (教育学)。

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