マダム大学院生のグローバルな日々

無閑マダムの博士への道

中東アラブのエキゾチックな世界

私の父は中東に単身赴任していたことがあるので、実家にはエキゾチックな絵画や民芸品などが飾ってありました。今は多少、減らしています。絵画だと黒いブルカで眼だけを出した女性の神秘的なまなざし。「月の砂漠」さながらの黄色っぽい、ベージュ色の世界。カラフルな飾り皿。もちろん、絨毯は廊下に敷いてあります。あとは「アラジンの魔法のランプ」のような金色の金属製ピッチャーなど。金属製ピッチャーの大きいものは私がもらい、ジョーロとして使っています。多少、金属が溶け出ていないか心配ですが。

ケニアへのトランジットではドバイに半日いましたが、パスポートがイミグレーション預かりになり、外に観光に出たこともあります。タクシーで街へ出て、金のマーケットで指輪やアクセサリーを買ったり。小さい船に乗って対岸に渡ったり。女性がほとんど歩いていない中、Tシャツとジーンズという色気のない格好とはいえ、「顔も腕も出している」女性が一人で歩き回るのはちょっと刺激的?ほかの中東の地域に比べては安全なようですが。

女友達と一緒に歩き回ったときは、ちょうどラマダン中。昼間は食事はできないので、街の人はひたすら夜の食事を楽しみに、元気なく働いていました。おいしそうな焼肉のにおいをジュージューさせているレストランでケバブなどをテイクアウトしましたが、申し訳ない感じでした。お客さんはまったくいませんでしたが営業はしているのですね。

ある時はタクシーの運転手のおじさんが、自宅へちょっと立ち寄り、招いてくれて、コーヒーをごちそうになりましたが、今思うとぞっとします。もし、睡眠薬でも盛られていたら?そのおじさんは単純に、外国人観光客に親切な人だったのですね。

観光に出ないときは世界的に有名な、車が当たる宝くじを売っている免税店で、ケニアでの生活用品や日本よりもケニアよりも安く、種類も多いチーズを買って機内に乗り込んだものです。冬物のジャケットなど、いまだに愛用している服などがあります。

仕事が休みの間はジムのベリーダンスに久しぶりに出ていますが、出席者の衣装が派手に、露出度が高くなっていて、ひたすら衣装の品評会にになっているのに驚いています。おへそを出していないのは私を含めて2,3人のみ。昨日、ベリーの先生がある小柄な老婦人の服装を一目見て、思わず吹いていました。黒いすだれのようになっているヒップ・スカートを巻いていたのです。笑いの発作がおさまった先生がひとこと。「うつくしいお相撲さんですね~」

ベリーダンスの、レストランなどでのパーティを兼ねた発表会がハフラと呼ばれています。私は砂漠の中、薄暗いエキゾチックな布のテントの下で、お酒や濃いコーヒーを楽しみながら、ダンスを踊る美女を眺めるパーティを想像します。あるいは、ろうそくの下、シェヘラザードのように、誰かが物語を聞かせてくれたりする、長い夜を。


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とらいふる

Author:とらいふる
長~い職務経験をへて、現在、大学院博士課程に在籍中 (教育学)。

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