マダム大学院生のグローバルな日々

無閑マダムの博士への道

20代に戻りたいか

雑誌の編集記者をしていた頃、泊りの仕事は女性カメラマンと組むことが多かったのです。とはいえ、女性カメラマンの数は少ないので、お二人のうちどちらか、という感じでした。お一人目は上司の妹さん。もう一人はヨーロッパ生活が長く、フランス語が得意な方。京都の旅館特集で、フランス語圏のカナダ人の取材の時はお世話になりました。旅館とはいえ、「バジェット・トラベル」の簡素な宿、夏だったので、相部屋でした。

すでに気心も知れてきて、仕事を終えた夜、部屋で話していると、何かしんみりとした雰囲気に。彼女は吐き出すように「私は20代には2度と戻りたくないんです。」と辛かった身の上を話し始めました。私は20代での結婚を選択せず、混沌とした中で、好きな仕事をしようと走っている渦中にありました。「将来、自分は20代に戻りたくない、とやはり思うのだろうか?」と考えたものです。

井形慶子さんの「求む!イギリス人男性の同居人」でもやはり、「もがいていた20代に戻りたくない」という箇所がありました。

私自身、この年になってみると、結局かなわなかった夢、得られなかったものはいろいろあります。でも、自分の運命を淡々と受け入れ、不平を言うことなく、自分の手にある幸せを大事にする義母の姿を見ていると、自分には「いったい何が不足だというのか?」と反省することしきりです。

昨日、朝早くから夫の実家のそばのお寺に行き、午後は義母と近所の梅を見に出かけました。ここ数年外出を控えていた義母にとっては、車で数分の場所でも、久々の外出で、とても楽しそうだったのです。

そうは言っても、落ち込むことがあると、はるか昔にさかのぼってやり直したいと思うのが人の常。そんな私を励ましてくれそうな本が出ました。読まないうちから紹介するのもナンですが。

つらいから青春だつらいから青春だ
(2012/03/26)
キム・ナンド

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韓国のソウル大学、キム教授の著書の日本語訳。「若いときには挫折や失敗がつきもの」と、若者へのメッセージだそうですが、元若者でも元気をもらえそうです。





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テーマ:生きること - ジャンル:心と身体

*** COMMENT ***

NO TITLE

なんていうか、最近淡々と受け入れる姿勢というものを大事にしています。
これが自分にふり当てられた運命、役割というか。。。その中でせいっぱい輝ければ、幸せなんじゃないか。。。とか。 どんな状況でもその中で輝いていくのは、いや、あわあわとでも全うしていくのはなかなか大変なことです。。。」と00代半ば、感じる日々です。

Re: NO TITLE

コメントありがとうございます。若い頃は本当に運命に逆らって生きてきたけど、人には与えられた運命があるんだと感じる今日この頃です。

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とらいふる

Author:とらいふる
この秋で大学院博士課程を満期退学。
もう院生ではないので
博論終わったらブログ引っ越します。

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