マダム大学院生のグローバルな日々

無閑マダムの博士への道

イン・フライト・ムービー(1)嗅覚の記憶

飛行機の中の映画が、「乗客全員同じ映画」の時代から「各自座席の画面」に変わったのはいつごろからでしょうか?かつてはビジネスかファースト・クラスでないと好きな映画を自由には見られませんでした。最初にエコノミーで「座席の前画面」で見られたのは私は「エミレーツ航空」でした。フライト・アテンダントの制服はベージュのパンタロンスーツに赤い帽子、という砂漠を思わせるエキゾチックな雰囲気。アラブ首長国連邦の女性ではなく、ヨーロッパの人が働いていると聞きました。ケニアへ行くにはシンガポール、ドバイ経由とトランジットが楽しめるフライトでした。

今回、行きの機内で見た映画がSATC2 。例の女性4人組でアブダビにゴージャスな旅行をするという設定でした。映画の中のエミレーツ航空のファーストクラスと思われる機内ではアラブの女性がカクテルをふるまうバーがあり、「本当なんだろうなあ」とぼんやり考えながらうっとりしていました。

イスラム圏の女性の黒い衣装の下には鮮やかなワンピースを来ている、というのはケニアのイスラム圏、ラム島に旅行した時に見ています。足に「ヘナ」というペイントをしてもらうため女性に連れられて民家に入り、昼食つきでペイントをしてもらったことがあります。日本は真冬だったので、日本では披露できませんでしたが。

しだいに私の想像の中では本当にエミレーツ航空機に乗っている気分になってきました。そうなると、「嗅覚の記憶」も出てきたのです。エキゾチックな雰囲気満点のアラブ系の人たちが乗っている機内は独特な香りがしていました。食事のスパイスや、彼らが身にまとっている香水、直前まで葉巻をふかしてきた残り香。そうしたものがあいまって、エキゾチックな陶酔するような独特な香りが機内にはあったのです。

ふと、現実に戻ると、画面はエミレーツですが、機内はヴァージン・アトランティック。まったく無臭ではありませんが、あのように鼻くうと脳裏に訴えるようなエキゾチックな香りやにおいはなく、ありふれた空間がひろがっているだけでした。

香りの記憶、嗅覚の記憶ってすごいなあ、と映画そっちのけで思い出に浸っていました。

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Author:とらいふる
長~い職務経験をへて、現在、大学院博士課程に在籍中 (教育学)。

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