マダム大学院生のグローバルな日々

無閑マダムの博士への道

「ディサテーションをパブリッシュ」

今日はどのチャンネルでもチリ落盤事故で閉じ込められた人たちの救出の場面が報道されていました。無事救出された人たちは「キスとハグをしています」という報道に夫は「ハグと言うとわからない年代の人がいるよね?」さすがに「キス」を「接吻」と言えとはいいませんが、「抱擁」という立派な日本語があるのになぜ?と思います。

そこで思い出したことがあります。数ヶ月前に学部の母校の大学に講演を聞くために訪れ、主に教職員(専用ではありませんが)のためのレストランでお昼にしました。中には学部生数名と先生、常連と思われる男性の先生が一人ずつ、それと男性の先生と他大学の先生と思しき女性、などでした。ウェイターさんは非常に恭しくサービスをしてくれたのですが、一人で、限りなく普段着に近い格好をしている見慣れぬ私のことを測りかねているようでした。かといって「失礼があってはいけない」という感じがみえ、スープやサラダを出すごとに「ありがとうございます」というやや不自然な接客がありました。慇懃無礼というやつですね。

隣の男性の先生と女性の先生の会話が聞こえてきました。女性は「先生はdissertationをpublishされたのですか?」と聞いています。「(博士・学術)論文を出版されたのですか?」と言えばいいとおもうのですが。一種のjargon(特定のグループ内で通用することば)と考えるのが自然なのでしょう。その世界でしか通用しないことばを共有することがsolidarity.

日本語を勉強する外国人がいちばんわかりにくいのが日本語の「外来語」「カタカナ英語」だそうです。英語本来の使い方とは違うカタカナ英語がわからないのは当然です。

私は適当な日本語がなく、英語(外来語)で言うのが自然な場合は使いますが、れっきとした日本語があるのに英語(外来語)を会話にちりばめるのは個人的には好きではありません。(文章なら多少はアリだと思いますが)今所属している大学では大学院なのでもちろん英語とは無縁ではありませんが、人によって研究にどれだけ英語の文献を利用するかは違うので、会話に英語をちりばめたりしないと、「英語と無縁」の方の人と思われかねないのかも。

英語(外来語)を会話にちりばめるのは「自己主張のひとつ」と考えられますね。研究テーマの核になるものに、理論として入れると効果的ではあると思います。

さて、これからテレビをつけて、チリの人たちがセイフにエヴァキュエイトしたかウォッチしようかなあ?!ってルー大柴さんみたいですね。
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テーマ:ことば - ジャンル:学問・文化・芸術

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Author:とらいふる
長~い職務経験をへて、現在、大学院博士課程に在籍中 (教育学)。

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