マダム大学院生のグローバルな日々

無閑マダムの博士への道

「異人の目」と大型ショッピング・センター

文化人類学や現在私のやっている研究では「異人の目」を持つことが大切だと指摘されています。えっ?ブルーのカラー・コンタクトしなくちゃいけないの?なんてことではなく、ありふれた日常へ新鮮な感覚を持つこと、とでもいえましょうか。

ここ3,4年、うちの近所にある3つの大型ショッピングセンターのうち、特に大きい2つでは、外国人観光客が目立つようになりました。両方ともスーパーと専門店街やレストランなどがある「パルコ」型。1つは近所の人が日用品を買いに来つつ、歌手のイベントなどを楽しむ店。もうひとつは映画館が併設され、アメリカのショッピングセンター的な、若者がいわゆる「ショッピング」に来る店。老若男女が着飾って「遊びに行くぞ」というオーラを発しています。

前者のお店では入り口には中国語の表示があり、中国人と思しき人たちが7,8人でよく歩いています。彼らは「えっ?こんなところでなぜ?」と思うようなところで記念撮影をしています。先日、薬局の前で写真を撮っているのを見て不思議に思いました。

外国人からすれば自国の薬局とは違うディスプレイ、きらびやかさなどがあるのでしょう。私も旅先ではよくそんなところを写真に撮っています。

後者のお店は循環バスが出ているせいもあって、あらゆる国の外国人を常に見るところです。ここのスタバの7割は外国人。住民ではないころに、仕事関係で近所まで来て寄った時、自然の光が入り、南国リゾートのショッピングセンターのようで、驚いた覚えがあります。

数ヶ月前に、アラブ系の男性二人が、通路の片隅に展開した段ボールをお店の人に敷いてもらって、イスラム教のお祈りをしているところを見かけました。

アメリカ、フィリピン、インドネシア、ベトナム、南アフリカ、ケニア、などではショッピングセンターには行きました。昨年3月、イギリスには珍しい「アメリカ式」ショッピングセンターができたというので行ってみました。まあ、そんなに目新しいことはありませんでした。しいて言えば、イースター・バニーの巨大ディスプレイは珍しかったですが。と思って歩いていると、「ブーツ(イギリスのマツキヨ)はどこですか?」と道を聞かれてしまいました。「私は今日、初めてここに来たので...」この時点で私は「異人の目」を持たず、「異人」ぽい行動もしなかったので、周りの人から「異人」ではなく住民と思われてしまったのでしょうね。

見慣れてしまったものへ新鮮な感覚を持つのは難しいですが、いろいろな角度から見なければとは思います。


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この秋で大学院博士課程を満期退学。
もう院生ではないので
博論終わったらブログ引っ越します。

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