マダム大学院生のグローバルな日々

無閑マダムの博士への道

ケニアの万能布、カンガ

カンガ1
ケニアにはカンガという布があります。一般的には「パレオ」の方がなじみがあるでしょう。寒いときに羽織って巻いたり、水着の上に羽織ったり、レジャーシート代わりに使ったり、ケニアだと赤ちゃんをおんぶしたり、といろいろ使えます。風呂敷のような感覚で使っているものです。写真の4枚だけでなく、ソファカバーなどに使っているものを入れるとまだまだたくさんあります。

土曜日にアフリカ理解プロジェクト主催の「カンガで作るかんたんチュニック」というワークショップに行ってきました。教えてくださったのはカンボジアとチュニジアで洋裁指導経験のあるプロのアパレル・デザイナーの方でした。たくさんあるカンガを加工して、服にできたら、と思いました。

最初、チュニジアの紹介があり、それからカンガに取り掛かったのですが、参加者の中にはカンガについてまったく知らない人も多かったようです。スタッフの方で4年間ケニアに住んでいた方の説明が若干あったのですが。作業自体は簡単な手縫いでしたが、アフリカの文化を知ってもらう、という趣旨には十分だったと思います。

カンガとパレオの違いは、カンガには家族愛から世界平和までさまざまな教訓をうたったメッセージが書いてあることです。チュニックの洋裁用に私が選んだのはハワイの柄と見まごうようなもので、「いい兄弟関係とは愛し合うことで、悩ましあうことではない」という意味のスワヒリ語のメッセージが付いていました。

織本知英子さんというカンガ研究家の方による「カンガの教え」という本を持っています。ケニアのマーケットでカンガを買う時に「このメッセージはどういう意味?」と聞いて買うのですが、ある時、店員さんが当惑した表情になり、「わからない」とひとこと言ったことがあります。教育を受けていなくて読めない、と言う感じではなく、書いてあるメッセージがおそらく「男女の愛」をうたったもので、伝えづらかったのだと察しました。

カンガ2
カンガはきれいに洗ってアイロンがかけてあり、紐が通せるように折り返したところを縫い、紐を通すと巻きスカートやチュニックになる、というものでした。できあがってからにわかファッションショーになりましたが、布のままより、「着付け」は簡単でした。

ところで、午前中は大学での研究会に参加していて、お昼を済ませてから、会場のJICAに到着し、カフェ・フロンティアのメニューを見ると、土曜日はフィリピンの日で、アドボ(肉のお酢と醤油煮込み)とレチェ(プリン)のデザートだったことを知り、「お昼を食べずに来ればよかった」と後悔しきりでした。


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Author:とらいふる
長~い職務経験をへて、現在、大学院博士課程に在籍中 (教育学)。

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