マダム大学院生のグローバルな日々

無閑マダムの博士への道

anecdoteと effort は

ちょうど、翻訳の仕事(英日)がほぼ完成しました。が、我が家の翻訳監修者が出張中なので、今回はもう1度読んで「問題の根源」が何か、はっきりわかればよしとします。

anecdote は普通の文章や文学的な文章なら「逸話」、とか「エピソード」と訳せばよいですが、どちらかというと時事英語的なものなので、「短い事件報告」とするのが良いと思います。

そしてeffort は高校生なら「努力」と訳すでしょうが、文脈によっては。「ある問題を阻止するための努力」だとすれば、それは「活動」としたほうがわかりやすい。「活動」って一生懸命、努力してやっているものですからね。

さて、午後はもう一度確認し、あとは自分の論文の手直しに。夜はダンスの練習の振り替えを。いつもだと、夜に振替は難しいので。
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「その余」と「夏までに」

「英語に訳せない日本語」って数多くありますが、先日の翻訳でお目にかかったのが「その余」。例えば、「その余の代理人は甲と乙が...」なんてのを英訳していたのです。甲と乙はAとB。「その余」は調べてみると、はっきりと英訳されていない場合が多く、あるとすれば、「関連した」という意味の訳もありました。まあ、はっきり言えば「飾り」なのですね。「代理人は」だけでも十分なのです。

そして、たまっていた自分がインタビューした録音のテープ起こしを久々にやってみると、時間が経ってしまったということもあるのですが、わかりにくいところが。日本語なら何の問題もないと思われるかもしれませんが、2,3回聞いてもよくわからない場合もしばしばです。また、2回目に聞くと抜けていた部分を発見したり。

どんな場合が聞き取りづらいかと言うと、先日のシンポジウムのテープ起こしだと、普通にしゃべる中にいろいろな情報をちりばめる人。文脈が他人にはわかりづらいユニークな発想。また、年代による使用言語の差。要するに「若者語」と「年配語」です。職業上のジャーゴンなんかもそうですね。意外に、若者語ってテレビで紹介されていたり、若者と接したりしていると何となくわかります。旬の日本語なんですね。

ところが、自分よりちょっと上の世代で、最近あまり使われていない、「死語」化している、しかかっている言葉が盲点だとわかりました。

空耳で「夏までに」。なんでしょうこれは。2度目で、カン違いに気づきました。始めは「夏までに対応しようと思いました。」などと起こしたのですが。春に入学した生徒、夏までに何とか力を付けさせよう、そういうことかなと。あれれ。もしかしたら「マンツーマンで対応しようと思いました。」なのですね。調べてみると「マンツーマン」って英会話学校の宣伝文句などでは最近でも使われていることがわかりました。でも、私的には使用頻度はかつてより減った気がしています。「個別指導」って言ってもらった方が私にはわかりやすかったかも。

インタビューだと自分の声も入っているわけで、それを聞くのはちょっと嫌だったのですが、今回、効用に気づきました。固有名詞が聞き取れないと、アウトですが、私が「そうなんですか。○○はすごいですね。」などと確認しはっきりしゃべっているので、助かったのです。ご本人に確認することもできるのですが、やはりできる限り避けたい。内容についての追加質問ならいいですが。

それにしても、ひとそれぞれ、fillerがたくさん会話には入るので、「無くて七癖」。自分でも気づかないしゃべり上の癖ってありますね。

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"...mutatis mutandis":おうちで翻訳

また翻訳のお仕事です。 ”.Application, mutatis mutandis”法律用語、金融用語などで「準用」と言う意味に使うそうです。「準用」って?広辞苑によると「標準として適用すること」だそうです。アメリカ英語だけどもとはラテン語。

先日、街中のタ○ーズで紙の辞書をどーんと置いて、仕事中の女性を見かけました。さらに、いつもコーヒー豆を買っている小さなお店の1つだけあるテーブルを占領し、(いちおう定員2名程度のコーヒーショップにもなっているのですが)辞書を広げてお仕事中の女性と、その傍らで、他人と思われる、おじいさんがぼーっとコーヒーを飲んでいるのを見かけました。おじいさんが帰ったら、お客さん一人、マスター一人、なので静かに仕事はできそうですが。微妙。

暑いさなか、家で仕事するより、よさそうです。が、今やっているのはパスワードをかけて送付する翻訳なので、外はもちろん、大学でも、はばかられます。

最近、紙の辞書で使うのは会社員時代に会社で使っていて、6,7年前に改訂版を買った、小学館の「日米表現辞典」のみ。あとはすべて電子辞書かネット上の辞書、Weblioや、「日本法令外国語訳データ」などです。

医療系翻訳をやっている従妹がCD-ROMの辞書の素晴らしさを語っていたのは20年くらい前でした。最近会う機会がないけれど、今はどんなふうにやっているのか、聞いてみたいと思います。

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法律、音楽、SNS

不思議というかありがたいというか、なのですが、忙しさが一段落すると、見ていたかのように別のお仕事が入ってきます。2週連続で日曜日にお仕事だったのですが、先週が「奴隷」なら今週は「女官」。時代劇の見すぎですね。

昨日はワークショップの日英通訳だったのですが、担当者の方が「ホワイトボードをあちらに動かしましょう」と言ったとたん、私はホワイトボードに突進。驚いたその方は「大丈夫です。学生にやらせます。」「通訳さんはやらなくていいです。」そうなんです、先週は頭使う仕事、肉体労働、両方ガンガンやっていたんですよね。癖が出てしまいました。昨日は終わった後、せめて演台を数センチ元に戻したくらいです。

それにしても、素人の方々の即興演奏への芸術家のコメントって訳しづらいです。自分がコメントを言うのならまだしも。さらに「コメントのしようがないな」という対象に無理やり作ったコメントを訳すのはなかなか。あと、初めて見る物事の手順をその場で通訳するのもちょっと。「見ればわかる」と言う部分もありますし。実際そのあと自分でもやってみたら、ほとんどの参加者が楽々できていたことが私にはできなかったのはエッ!?皆さんが私の言った通りにやってみてできたんならよいでしょう。

さて、日英翻訳の方は例によって法律用語。それにSNS用語もあるのです。改めて意識せずに使っている部分があり、それこそ最新のupdate用語を使わなければならないので。「書き込み」「投稿」「掲示板」とか、古い辞書には別の意味で使われている言葉がでているでしょう。





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ハードボイルド風

ハードボイルドというとレイモンド・チャンドラーを思い浮かべますが、しばらく読んでいません。文体としては「シャープで切れ味のよい、簡素な文体」や「洒脱な会話」「粋なせりふ」だそうです。

今やっている翻訳は男女の会話の英⇒日。文芸翻訳ではないので、ニュートラルに抑えています。「俺」「あんた」「お宅」「あたくし」なんて使いたいけど、せいぜい許されるのは「僕」と「君」「お前」。性別をはっきりさせるため、あえて男性のセリフには「私」と「あなた」は使っていません。

「事実は小説よりも奇なり」とは英国の詩人、バイロンの言葉だそうです。まさしくそれで、事実なのですが、小説のようであり、小説を超えています。そのまま戯曲として使えそう。

「お前はたいしたタマだな。」なんて訳した箇所、ちょっと....と言われたら「君はほんとうにひどい人ですね。」とでも直すつもりです。

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この秋で大学院博士課程を満期退学。
もう院生ではないので
博論終わったらブログ引っ越します。

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