マダム大学院生のグローバルな日々

無閑マダムの博士への道

師任堂(サイムダン)の敵役女性

我が家は1日おきぐらいにサイムダンを見ているので、まだ4分の1ほどです。ヒロインが王族の婚約者との仲を引き裂かれ、家に居候していた書生さん(ひそかにサイムダンが好きだった)に嫁がされ、それから20年、というところです。この時代だとまだ30代後半くらいでしょうか。劇中ではお子さんが4人います。(史実では7人だそうですが)

王様によって不幸になってしまったヒロインですが、そもそもの発端は、近所に住む「旅籠屋の娘」のせいでした。身分が低いながらも向学心があり、仕事の合間に、お嬢様たちの学校の授業を見学させてもらって、字が読めるようになっていたのです。ヒロインの恋人の王族に横恋慕し、邪魔立てした、というわけです。

20年後、彼女はどうなっていたかというと、なんと、悪代官ならぬ、悪徳高官の妻になっていました。両班のお坊ちゃまが通う学校のPTA的な組織の「女帝」として君臨しています。両班ではあるものの、旦那さんが科挙に受からないので貧しい暮らしをするヒロインの次男は非常に優秀(将来お札になるくらい)ですが、「PTA」からは「貧しい家の子はダメ」と言われる始末です。

次男がお坊ちゃま学校の外から授業を見学していると「元旅籠屋の娘」はかつての自分と同じような少年には冷たい仕打ちを。
というような話になっています。

ヒロインのかつての恋人がこの学校の教師となり、3人の縁が絡み合う、ということですが。

フィクションとわかっていても面白いのです。

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テーマ:韓国ドラマ - ジャンル:テレビ・ラジオ

「師任堂(サイムダン)色の日記」

日本のお札の肖像に登場した女性は明治時代の皇后陛下と今の樋口一葉だそうです。

韓国では師任堂(サイムダン)という画家・詩人の肖像が5万ウォン札に使われています。そして哲学者である息子が5千ウォン札に使われているとか。親子で、というのは世界でも珍しいのではないでしょうか。サイムダンは偉大な女性ですが、女性の地位がより低かった時代、日本の「道綱の母」のように、「偉大な儒学者の母」として、良妻賢母としてのほうが名高いそうです。

我が家はようやく(私は見ていましたが)韓国時代劇に復帰し、「サイムダン・色の日記」を見ています。「チャングム」を演じたイ・ヨンエさんの13年ぶりのドラマ復帰作だそうです。タイムスリップものではないのに、現代ドラマと時代劇の両方が一度に見られるのも珍しいですね。

大学で美術史を教える女性講師と500年前のサイムダン(イ・ヨンエさん二役)がそれぞれ1枚の絵を巡って不幸のどん底に、という話です。

「トンイ」でカリスマ性のある狡猾な役人を演じた俳優さんが、王様(中宗)と大学教授の二役を演じていて、現代も過去もヒロインをどん底に陥れていたのです。

現代版では絵を巡って、家政婦のように教授に仕えてきた弟子をクビにするパワハラ教授。時代劇版では、保身のため、ヒロインの結婚を破談にさせ、忠臣だったヒロインの父親を殺害するという残念な王様。

やはり、因果は巡る、で、もしかしたら前世からの因縁のある人って、いるのかも、という気になります。








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イニョプとセーラ:韓国時代劇の「小公女」

ようやく風邪も少しはましになってきました。今頃、ですが韓国時代劇「イニョプの道」を見ています。

両班の中でもとりわけ位の高い家のお嬢様が一夜にして奴婢にされ下女に、というお話です。父親が謀反の濡れ衣で、幼馴染との結婚式の最中にそのことがわかり、というものすごい悲劇です。これでもか、というくらい、かつての親しい友人(妹分的な)からは、その家の下女にされた挙句、婚約者は取られる、鞭で打たれる、など、ひどい仕打ちをされ。同僚となってしまった下女の中には恨みを持っている人がいて、集中攻撃されたり。

いろいろ複雑な筋があるのですが、最終的には身分を回復し、ひどい仕打ちをしたかつての友人の身分が奴婢になる、というような流れのようです。

これって、幼い頃、読んだような。そう、バーネット作の「小公女」A Little Princess、とプロットが似ている。

インドでビジネス展開しているイギリス人の父とインドで暮らしているセーラがイギリスの寄宿舎の学校に入り、お嬢様生活をするのですが、お父さんは事故死、事業は失敗、共同経営者は生死もわからず。子ども心にも怖かった「ミンチン先生」がセーラお嬢様を使用人として屋根裏部屋に住まわせるのです。その後、共同経営者がセーラを探していて、事業は実は成功していて、父は莫大な財産を残していたことがわかるのです。ミンチン先生は学院の使用人になっていたような気がします。

共通点としてはイニョプもセーラもお母さんを早くになくしています。そしてセーラは11歳のお誕生日会の最中にお父さんの不幸がわかるのです。大人版だと結婚式。貧しい境遇になってもしっかりと生きていくところも。

幼い頃も不思議だと思ったことがありました。その時代は珍しくなかったのでしょうが、11歳のセーラを使用人にするって、これって児童労働。周りの大人はどうしていたのでしょうか。

それにしても、女性の場合は身分が低くなるとセクハラと暴力にさらされるのですね。逆に男性はどうなのかというとすべてそうだとはいえませんが、こんな例が。

イニョプが仕えていた「元友人」の兄は下女の恋人がいましたが、政略結婚をせざるを得ず、勉強が得意ではないのに科挙の勉強等をしなければなりませんでした。絵が得意で「両班でなければ画家になれたのに」とぼやいたりもしていました。この時代の人は身分が高くても職業は選べなかったのですね。この男性は奴婢の身分に落ちたことで、同じ身分の恋人と結婚でき、好きなことで生計を立てられるようになるのです。

やはり女性は、子どもも大人も、この手のドラマが好きなのですね。ちょっとつらい話もあるけど。

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チャングムとオクニョは

3月に「オクニョ」がBSで終わったと思ったら地上波NHKで4月から放映するのですね。ネタバレ的なことは書けませんので、時代背景などを。

時代は16世紀初頭の11代の王様、中宗から13代の明宗の時代まで、ということでチャングムと時代は同じなのですね。「韓ドラ時代劇の年表」などで確認できます。実際にはチャングムには中宗、オクニョには明宗が中心ですが。

チャングムの時代には王妃は3人目で、亡くなった2人目の王妃の王子が世子(次期王様)で、文定王妃の王子はその弟の13代王で、まだ5歳くらいでした。世子は12代の王になるのですが、1年未満で亡くなり(毒殺されたと言われています)、オクニョの時は、13代目の王様、20代後半から30代前半までドラマでは登場します。文定王妃は大妃(王様の母、テビ)になっています。

チャングムの時には出てこなかった、3代悪女の一人、チョン・ナンジョンが大妃の弟の妻として登場します。やはり、ヒロインに対する強烈な悪役が出てくるとドラマは盛り上がりますね。

チャングムの時の王様、ひたすら「美味であるぞ」と言っていた中宗役の俳優さんはオクニョでは役人兼密使として登場、演技派の面目躍如です。(そう、チャングムの時はせりふが少なくてもったいなかった!存在感はあったけどね。)

チャングムは宮廷料理人と医者の2つ、オクニョは4つの仕事を経験します。1つ目は現在の監獄の下働き。3つ目までは武術や占いなど博学で武道にたけた囚人さんたちから学んだのですね。

それにしても、韓国時代劇、ヒロインを通した「昔のお仕事紹介」、多いです。

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「月桂樹洋服店の紳士たち」

最近、我が家の韓国時代劇視聴は小休止、私だけが韓国時代劇、現代ドラマを見ております。ドラマは以前は第1回から見られるようチェックしていましたが、最近は面白いと気づいたら途中からでも見る、という具合。

テレビ局のキャスターの話である「嫉妬の化身」もそうでした。直近だと「月桂樹洋服店の紳士たち」。現代ドラマは20話から24話くらいなのに、これは倍以上の54話。時代劇並です。しかも1時間ではなく1回が1時間半、というわけで、20話くらいから見始めても十分な量なのです。

これはホームドラマ、ということで、大昔の「寺内貫太郎一家」や「渡鬼」とか、TBSの昔の日曜劇場とか。最近だと、「もみけして冬」のような、上流階級と庶民の両方の生活が交互に紹介されています。

1組の老夫婦(70代くらい)と、4組の夫婦、夫の方は20代、30代、40代、50代くらいが出てきます。老夫婦には娘と息子。老夫婦のご主人は洋服店の引退したテイラーです。50代の夫はテイラーの弟子で「マスター」と呼ばれる熟練テイラー。40代の夫は老夫婦の娘の夫で歌手。30代の夫は老夫婦の息子で洋服店の社長、元妻はアパレル企業財閥の娘(姉)、現在の妻は洋服店の従業員。20代の夫はアパレル企業の元従業員で現在、高校教師、妻はアパレル企業財閥の娘(妹)。

ほとんど荒唐無稽な話もなく、ハートウォーミングな話ですが、喜怒哀楽は激しいです。途中から家人も熱中、家族愛や友人との絆が泣かせます。再放送があれば、ぜひ最初から。

主役の社長と妻役の女優さんが、ドラマ終了後に結婚、ということで話題をまいたそうです。主役のイ・ドンゴンは37歳で、2004年の韓国ドラマ「パリの恋人」では23歳だったのですね。すっかり大人になりました。

「マスター」役の俳優さんと歌手役の俳優さんはそれぞれ時代劇で凛々しい役柄でしたが、「月桂樹」ではコミカルです。

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この秋で大学院博士課程を満期退学。
もう院生ではないので
博論終わったらブログ引っ越します。

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